期間従業員と正社員の違いは何か

期間従業員を必要とする業種は自動車メーカーとなります。日本経済を支える大手自動車メーカーの生産工場では多くの期間従業員が全国から採用され勤務しています。自動車生産工場には期間従業員と自動車メーカー正社員も一緒に働いており、自動車生産ラインで部品組み立てや塗装、検査など製造から出荷までの各工程で同じように勤務しているのです。そもそも期間従業員とは、定められた期間内の労働契約で働く従業員として企業に直接雇用された形態です。一方、正社員ももちろん企業と直接雇用の関係であり、期間従業員と決定的に違う点は、勤務契約期間はなく解雇されない限り、定年まで勤務することとなります。また待遇面でも一般的に正社員は勤続年数、賞与や昇給、昇進等により給与が上昇し、加えて福利厚生や諸手当の恩恵を受けることもできます。このように期間従業員と正社員の違いは、仕事内容より待遇面で差が生じているようです。

期間従業員として勤務契約を終えた人のその後について

期間従業員は、その名の通り期間が定められた契約で仕事することとなり、優秀であっても契約満了が来れば勤務終了となります。期間従業員として勤め上げた人の中には、自動車の生産業務に精通し一定の技術と知識を保有している人が多くいます。人によってはメーカーを変えて別の生産工場で勤務を繰り返す期間従業員がいます。このような人はメーカーから正社員登用の声がかかったとしても大概、自分の意志で期間従業員として勤務を希望するのです。正社員になると責任が重くなることや、資格取得など自己研鑽を要求されることがあるからです。一方、期間従業員が終了すると共に新たな分野で活躍する人も大勢います。期間従業員は休日が多く毎日の勤務も定時で自分の時間が作りやすい環境のため、時間を利用し資格取得を行う人がいます。中には法律資格が必要な行政書士の資格を取得し新たな企業に就職、総務業務を担っています。

期間従業員として頑張った仕事ぶりが勤務終了後に花咲くケース

大手自動車メーカーの生産工場で約2年間、期間従業員として製造部品の研磨や品質チェックを中心とした仕事が現場の上司から評価さ正社員登用試験にチャレンジし、見事合格を果たして正社員登用された方々が実は大勢いるのです。日本の最大手自動車メーカーの期間従業員採用実績をひも解くと、2015年から2016年の期間従業員の正社員採用数は約700人と発表されています。このことからも期間従業員として自動車生産現場で学んだ知識と技術、そして向上心が業務の評価を高め、周囲から正社員登用を後押しする声が沸き起こってくるものと考えます。正社員登用された人の中には、その後、生活基盤も安定しより一層、仕事の質が向上、今では生産ラインのある工程責任者に抜擢されたそうです。このように優秀な期間従業員には、メーカーも即戦力となる人材のため今後も正社員登用の扉は開かれ続けると思われます。